夜桜のはじまり

今日こそは写真を撮った。何を撮ろうかと思いながら過ごすのもいいね。

帰り道の公園。

生まれてはじめてのものを見かけて、あら、と思っていたら、

向こうにいた、いかにも野良風情の猫さんと目が合った。

同じものを見てたのかな。

半月の綺麗な夜だった。

 

昨夜のいしはらライブ、

いつもよりまったりな客席のおかげで、私たちもいい夜ご飯ができた。

トマトとツナのスパゲッティ、

口の中に時々一緒に入ってくるディル(多分?)とスナップえんどうがとってもおいしかった。

石原さんに会うと、あんまり話せなくてもなんとなく楽しい気持ちになるからいい。

そんなわけでついつい、素敵なレストランではあまり流れなさそうな感じの音楽(ワイングラス回す雰囲気じゃないやつ)たっぷり演奏いたしました。

さりげなく石原さんのせいにしておりますが、

この方がオーナーシェフのお店に私たちを呼んでくださったなら、

本音出しちゃっていいよね、とトリオ全員、無意識でなっていたような。

最後には結局いつもの石頭歌をやって、

先ほどまで上品にお食事されていた方もノリノリに歌ってくれて一安心。

 

いつも演奏するたび、自分にこのトリオがあってよかったと思う。

この二人と演奏してると、自分が誰にも言わずこっそり大事にしてたものがあぶり出されて来るような感覚がある。

そんな流れで最近、ちょっと意外だけど納得もいく発見があって、

私の中にロックとかブルースな部分があったんだなー、ということ。

ロックとかブルースとか呼ばれる音楽を積極的に聴いたことはほとんどない、どころか、

若い頃はラジオでハードロックらしき曲がかかるとチャンネル変えてたし、

17、8の頃、知り合いが「絶対に聴いた方がいい」と貸してくれた古いブルースのコンピレーションCDは、

部屋でかけているとどんどん心臓が追い詰められていくようで、一枚終わりまで聞き通すことがどうしてもできなかった。

それだけ強く反応してたということだったのかもなーとか思う。

 

今日は国領でレッスン。

生徒さんたちそれぞれ、みんな歌に対する思いがあって、そういう気持ちを私にも話してくれるのがうれしい。

その気持ちが歌と一緒に、皆さんの中から外へ、広がるように出ていくお手伝いができたら、といつも思う。

"On the Sunny Side of the Street" を持ってきた生徒さんが、

「この曲って、大恐慌の、ものすごく暗い時代の歌なんですよね。

 そんな時に、コートを羽織って、外へ出て、陽の当たる通りを歩こう、なんてすごい歌だなあと思って」と。

ちょうど今日はいいお天気だったこともあって、この曲がとても心に響いた。

昨日夜中にネットで見ていた March for Our Lives、Emma Gonzalez、David Hogg、Edna Chavez、Naomi Widler、Sam Fuentes、

お花見へ向かう人たち、伊勢丹の前に集まる人たち、

なんとなくその姿が頭をよぎったりもして、

生徒さんが帰った後、私も空き時間にピアノを弾いて、On the Sunny Side Of The Street を歌ってみた。

ディジーの歌を久しぶりに聴いて真似したり、ソニー・スティットのソロを真似してみたりしてたら、

心が駆け上がるような、とっても励まされる気持ちになった。

 

夜は 36°5 へ遊びに。815 -ハチイチゴ- が聴けてとってもよかった。

ギター弾き語りでまっすぐにこちらへ向けられてくる歌の持つ力、そこにしかない大きな力ってやっぱりあるなあ。

お客さんたちみんな、その力を感じてる熱気を出していた。

 

今週は水曜日にソロライブがある。しかも今度のソロ、日本口琴協会での演奏で、テーマは「口琴」です。

最初お話をいただいた時、こりゃ大変なことになったわいな、と思ったけど、

まずは家で一人、試しに口琴ソロなるものをやってみて考えよう、と思ってやってみたら、

自分でも驚いたことに1時間以上にわたって口琴をぶんぶん鳴らしていて、しかもまだもっと鳴らしていたい気持ちになった。

どうやって歌と組み合わせようか、セットリスト考えるのも楽しいし、直川礼緒さんにまたお会いできることもすごく嬉しい。