歌と踊りと格闘技

今日は朝から Kendrick Lamar ピュリッツァー賞受賞と Beyoncé の Coachella のパフォーマンスでとても力強く前向きな気持ちになった。

コミュニティの持ついろいろを背負って、自分の才能を犠牲にすることなく、心身を保ち、音楽ビジネスの巨大な力を使いこなし、自分自身もコミュニティも跳ね上がらせることができるって、あまりにすごいことすぎて、まるで嵐に次ぐ嵐の中、たくさんの船が連なる先頭で豪華客船と海賊船を二隻同時に操縦し、さらに雲間に太陽を呼び寄せ、大海原に虹をかけて進み続ける船長みたい。

ものすごい人たちだよ、本当に。

ビヨンセでよく友達と踊りまくったなー。

そして流行してる音楽が空間に流れる時の魔法的力ってやっぱりあるなと思った。

最近自分が触れていなかっただけだね。

 

踊りといえば、なんとなく三線始めてみて思わぬ喜びだったのは、

人を踊らせたり、場合によっては自分も踊る仕事が、歌うのと三線弾くのと同じくらい大事な仕事だったこと。

Barry Harris がクラスでいつだったか「ジャズの間違いはダンスを切り離してしまったことだ」と言ってて、そのことが頭にずっと残っている。

 

こないだの日曜は三線の合同稽古で来月のはいさいフェスタ(沖縄のイベントとして沖縄県外で最大だとのこと)に向けて練習していて、

はじめて宮古の曲の踊りを習った。みんなで踊るのはやっぱり楽しい。

大きくジャンプするところとか、なんとなく我々台湾原住民の踊りを思い出したりして、

そういえば、宮古ってどこにあるんだっけ、と地図を改めて見てみた。

こんな距離感だったとは。

直線距離で宜蘭から与那国って、与那国から石垣と同じくらい。

台北から屏東、台北から宮古、名護から宮古がどれも同じくらい。

近いとは知ってたけど、今日はなんだかとってもびっくりして、しばらくGoogle Mapを大きくしたり小さくしたりしていた。

琉球弧という言葉も改めて気になってちょっと調べたら、弧の長さ、九州から台湾の間までがちょうど本州くらい。

地図って面白いな。

生まれてはじめて台湾が大きい島だと思った。たぶんはじめて沖縄の島を基準にする気持ちで地図を眺めたから。

そんなこと思って見てたら、台湾が、よく駅ビルで計り売りしてる、あの大きいお芋の中身をくりぬいて作ったずっしり重いスイートポテトに見えた。

 

ケンドリックとビヨンセからもらったもうひとつの大事な気持ちは、格闘技をまた始めたい気持ち。

なんでかわかんないけど、格闘技する私と早弾きで歌う私は何となくリンクしてて、そこに行きたい。打楽器な私もたぶんそのへんにいる。

この間ライブに来てくれた三線教室の同い年友人かつ三線大先輩に、私の三線弾いてもらったら、同じ楽器?ってくらいまろやかないい音がして、

Youtubeでいろんな人の弾き方を見てた。

今日見た中で自分に一番そっくりな弾き方だったのは、カメラをチラリとも見ずフルパワーノンストップで延々演奏するずいぶん恰幅のよい小学生男子で、

ちょっと笑ってしまいつつも納得。そばでずっとおじいちゃんらしき方が見守っていた。

ああいう子ども、私の中に確かにいるな。