9月がもう半分。
すみだニューヨークJAZZ Night vol.1、vol. 1.5、続けて終わった。
イベントも名前付けてあげるとしっかり愛着がわくものだなあ。
いろんな方に会えて、音楽のある楽しい時間をみんなで過ごせたことがとってもうれしい。それしかないんだよなあ。
お越しくださったみなさま、どこまでも素晴らしかったスタッフのみなさま、
本当にありがとうございました!!!!!
また次回は来年、それともいきなりまた何かあるかも。
その節はみなさま、どうぞまたよろしく♡
ちょっと前にやっとこさ自転車を買った。
雨ガッパも導入したので、雨でも自転車で出かけられるようになった。
今日は図書館に本を受け取りに行った帰り、なんとなく気が向いて海岸沿いのサイクリングロードに出てしばらく走った。
海辺を走りたくなるような空ではなかったのに、曇り空を映した海は、やはり圧倒的に美しかった。私の部屋の窓からはただどんよりと鬱々として見えたのに、海と共にある曇り空は、ドラマチックで、激しく、そして非常に繊細な濃淡があり、目を見張った。
海は、明るくなろうとしない空を、わずかに漏れている光を、重なる雲の暗がりを、全て映し、それでいて穏やかだった。美しかった。
たくさんの人が海の中で、波の向こうを眺めていた。海のこちら側ではたくさんカラスやトンボが飛んでいた。自転車を飛ばして、何かの虫とぶつかった。
だんだんお腹が空いてきたけど、もう少し、もう少し、と走って、引き返す頃にはもうすっかり真っ暗になっていて、灯台の明かりがくるくる回り始めた。
真っ暗な中、自転車のライトが私の走る道の、少し先を照らす。
片方に海の闇、波の白、波の音、
もう片方に草むら、松林、車の音、
時々すれ違う人、誰もいなくなる道、
道の上には時々砂がかぶさっていて、自転車のタイヤが取られ、まっすぐに進めなくなる。
あの暗い景色のいろんな表情を、私はどこかで見たことあるような気がする。