2019年

あけましておめでとうございます。

2019年もどうぞよろしくお願いいたします♡

 

あっという間だったお正月。

2018年もいろいろあったけど、終わってみれば全部あっという間だった。

振り返ってみて何より大きかったのは引越し。

今はじめて東京以外の日本に住んでいます。

都心からたった1時間半くらいで着くから、

東京に住んでる頃は、この辺も東京の続きなんだと思ってたけど、全然違うんだね。

 

東京を出たい願望、

思い返してみると、一番最初に湧き上がったのは小学3年生の頃、

台湾から日本に引っ越してきた次の年のことだ。

当時アメリカに不動産を買おうとしていたらしい父が、

たぶん、ちょっとした自慢心で私にひらっと見せびらかしたたその家の写真が、

森の中、池の横にひっそり建つ、あまりに素敵な家の写真だったので、

私は今にもその森へ越していくような気持ちで、

英語の挨拶についての本を図書館で借りて、何度も読んだ。

その後、そのアメリカの森の家について、父に何度聞いてもはぐらされるばかりで、

そこから結局なんだかんだ、17年間、東京の6つの町に住んだ。

 

その後、台湾、東京、アメリカ、と住んで、また東京に戻ってきて、そして去年。東京をついに出た。

はじめて今の家の近くへ来た時、なんだか昭和みたい、というか、自分の好きだった日本の残りみたいのがあって、

(駅前ではビルの合間の広場でちょっと大きいテレビのスクリーンにお相撲うつしてて、タバコ吸いながらそれ見てる人が集まってるとか)

こんなのどうせ近い将来なくなるのかもしれないけど、でも久しぶりにうきうきして、そしてすごーくほっとした。

こうやってちょっとでもいいからホッとしたかったんだな、とも思った。どうせこれからどんどん大変になるんだから。

 

昨日は近所で新春お年玉コンサートがあり、東京からギターの加藤一平くんが来てくれた。

冬らしいよく晴れた青空、ぽかぽかして、雲ひとつなく、周りにカラス以外誰もいないうちの駐車場でタバコを吸いながら、

こんなに平和で不安になる、と言ってた。映画だったらこの後何かとんでもないことが起こる、って。

その時はギャハハとか笑って、コンサート会場の福祉施設、亀吉に着いても、一平くんは、ここなんでこんな平和なんですか、とか言ってて、

スタッフの方と「実はここ変な宗教だったりとかねー」とふざけてみんなで笑ったけど、

ふざけるまでもなく、確かにそんな世の中なんだった。とんでもないことは起きてる。

少し自分がほっとできる場所、お相撲広場も、海も、福祉施設も、見つけられてよかった。

昨日コンサートに来てくれた女の子、来る途中でぬいぐるみ落としちゃったんだって。見つかったかな。

登川先生の曲の途中で立ち上がって踊ってくれたおばあちゃん、台湾で生まれて沖縄に育ったんだって。

ここから私も少しずつ、みんなと生活しながら地域の世界の一員になっていきたいな。

 

よろしくね、2019年。