川底の石

ほいさっさ。

私の手作りCD-R&小冊子「まだ買えますか?」といろんな方が聞いてくれて超うれしい。買えます!

買えますどころか、私が生きてる限りずっと作れるので、生きてる限り在庫あります。

みなさんから注文をいただくと、私がのそのそ動いて、CD-R焼いて、紙のケースに入れて、シールして、まずCDでき上がり。そして紙買って(もうだいぶ買ってある)、印刷して、半分に切って、針に糸通して、縫って留めたら小冊子もでき上がり。そんな、ひとりでできるもんCD&小冊子を製造・販売してます。

販売の方は、ライブにはいつも数枚持って行くつもりなので(時々忘れる)そこで直接お渡しできるし、郵送もしてます。封筒も買ってあるのよ。こちらから注文、メール、メッセンジャー、ツイッター、ここからメッセージ、電話、会った時に「あ!CD!」でも、私に連絡つけばなんでも。送るのでご住所教えてね。すでにメッセージくださった方(ありがとう!)個別にお返事いたしますのでちょっと待ってね。

 

ライブは、

17(火)平塚、20(金)鵠沼海岸(open micホスト)、21(土)代々木公園、22(日)新宿、23(月)吉祥寺、24(火)四谷三丁目、26(木)秋葉原、27(金)国分寺、28(土)新高円寺、30(月)成城学園前、31(火)新高円寺、

という感じで、今月後半は夜な夜な東京近郊めぐってます。

 

以上、みなさま宛て業務連絡でした。よろしくね!

 

昨日は夕方東京へ。

東海道線に乗るのがすごく好き。4人がけの席に座って外を見るのがすごく好き。大船で観音さまを見て、戸塚で柏尾川を見て、戸塚から横浜にかけての丘陵地で、周りはちゃんと住宅地にされてるのにそこだけ取り残されてる感じのところがあって、頑張って山削って家建ててここじゃ大して売れないしねえって思われてるのかな、っていう感じなんだけど、その丘陵地の方も「そんなの知ったこっちゃねえ」とばかりに、緑うじゃうじゃと伸び放題繁りに繁らせたぼうぼうの木々につる性植物たちがこれでもかと手足伸ばして縦横無尽に絡まりまくってて、その繁栄=ぼさぼさの緑たちの下を覗くと、特に護岸されてないし名前も付けられてなさそうな小さい川がどうでもいい感じでひょろひょろ流れてて、そこらへんまでを眺めるのが特に好き。

いつもそうやって本当に好きだなあと思いながら乗ってるんだけど、ある日、知らない男の子がすごい勢いで向こうの車両からドアを開けて入って来て、ずんずん歩いてきて私の前に立つと、

「お姉さん、この電車って平塚いく?」

と大きな声で聞いた。行くよって答えると、その日私が着ていた赤いワンピースがよく似合ってるってすごくほめてくれた。そのワンピースは大事な友人と大事なことの記念にお揃いで買った(そういうことするんだな、私って!)お気に入りのワンピースだったから、ほめてくれてとっても嬉しくて、ありがとうって思わず大きな声になった。で、男の子はまたさっさと隣の車両の方に行っちゃったんだけど、車両を移る前に、ドアの前で立ち止まってこっちを振り向いて、

「この電車ってすごくいいよね!僕この電車大好き!」

と私にもう一度最後に話しかけた。私も首を伸ばして、大きく頷いて、手を振った。

 

前からずっと行ってみたかった寄席というものへ行った。

あんなものすごいこと年がら年中毎日やってるなんて。すごい。

私ははじめてだから終始興奮状態だったけど、周りのみなさんは慣れた様子で、のんびり出たり入ったり、お弁当食べたり、ビール飲んだり、柿の種つまんで、おくつろぎ。すごいなあ。ああいう空間があったんだ。

人間ひとりそこに座って、世界の美しいこと、醜いこと、どうしようもないこと、ワクワクすること、不思議なこと、そこから色々ぶわーっと見えちゃう穴になれるんだね。そしてみんなしてその穴の前に座る。まだ一回しか行ったことないけど、同じ話をいろんな人がしたりするっていうこともすごいこと。

以前ジャズミュージシャンの友人の家に行ったら、棚の上の方にわーっとジャズのCDが並んでいて、下の方にわーっと落語のCDが並んでいて、ふーん落語好きなんだ、ってぼんやり思ったけど、寄席行って納得。よく似ていたんだ。

 

CD用に小冊子書いたらブログ書くのも好きになっちゃった。しばらくここで毎日小冊子しようかな。飽きるまでね。

でも手に取れる小冊子ってのはいいものですね。ブログも好きだけど。今日もちょっと作ろ。

本日の写真は鮎が噛んだ跡のついた石。誰かが長良川の川底から拾ってきたんだろうか。