手仕事

昨日はおやすみでたくさん寝た。ずーっと空が灰色で天気があまりに寒々しくて。冬はそうなっちゃうな。

お昼寝とお風呂をはさんで、ちょっと練習して、よく寝ました。

 

午前中4時間くらいかけて丁寧にドラム式洗濯機のクリーニングをしていただいて、その間に部屋でCD&小冊子せっせと作った。

こうやって手仕事ができるっていいもんだな、と思うと、端午節になると母とおばたちが集まってみんなでちまきを作ってた姿が思い浮かぶ。竹の皮、白花肉、もち米、ピーナッツ、干し椎茸、干しエビ、そんなものをおば達がそれぞれ持ち寄って、うちの台所にわらわら集まっては、ギャーギャーおしゃべりしながら、洗って、切って、蒸して、炒めて、三角に包んで、最後に紐でしばってぶら下げる。もちろん私たちタイヤル族には漢民族の食べものであるちまきを手作りして食べる伝統などないので、我が家に代々伝わるレシピのような素敵なものもなく、平地人の家に嫁いだおば達(ほぼ例外なくいじめられた)や、都会に出てきて平地人たちと暮らす中でちまきを覚えたおば達による、複合レシピだ。なんで作るかと言えば、美味しいから。そしてたぶん、みんなで集まって一緒に作るのが楽しいから。私はおばにくっついて来たいとこ達と一緒にぷらぷら遊んでいるが、いよいよちまきを包んで紐でしばってあの三角の形にするという段階になると、私たちもおば達のおしゃべり声のする台所へ行って、まずおしゃべりに混ざり、「包んでみる?」と声をかけてもらうのを待って、包ませてもらう。同じように包んだちまきでも、包んだ人によってなんとなく格好が違ったりして、誰のが一番形が整ってるとか、この妙なやつは誰が包んだんだ?とか、出来上がったちまきを並べてみんなで品評するのもそれだけですごく楽しくて幸せだ。包むのが一番下手でもしあわせ。本来なら私も、台所でちまきを作っておしゃべりしながら姪っ子甥っ子を迎えているような年齢なんだな。

 

ずいぶん時期外れなことを思い出しちゃった。ちまき。ではなくCDの話だった。

自分で作って、封筒に入れて、一言お礼のお手紙書いて、郵便に出して、届いた人からありがとうと連絡があって、というのがすごくうれしい。みなさん本当にありがとう。またCD作りたくなっちゃったよ。2つあるのよ、案なら既に。自分宛に企画書でも書いてみようかな。

今回のCDには私の家族についてのうたが2曲あるんだけど、その歌詞を印刷しながら冊子を作っていたら、また別の家族メンバー、私のはとこパオパオの歌がひょいひょい口をついて出てきて、あとひとふんばりで新曲できそう。俺の歌はどうしたんだよ、まだないのかよ、とつっつかれたのかも。

 

今夜はうちの近所の鵠沼海岸にある福祉施設「亀吉」でオープンマイクでホストしてます。ちょっと入りにくいかもしれないけど、誰でも来ていいんだよ。楽器演奏したい人も、歌いたい人も、何するわけじゃない人も。今日は私もいるので、伴奏必要な方には心ばかりの伴奏します。すでに連絡くれたみなさんありがとう。歌いたいとか楽器演奏したいとかっていいよね。私も歌いたい。みんなにも歌ってほしいし、自分ももっと歌いたいから、ピアノももうちょっと習ってみようかなと時々思う。今のところ思うとこで止まってるけど。

 

お花に水もあげたし、そろそろお昼ごはんの仕度でも。今日はぽかぽかで気分もいいな。どうぞみなさんもよい一日をね。