パキラ

冬はいくらぽかぽかでも早起きが難しくて、今朝もベッドでごろごろ。昼寝もしたいのにな。もう出かけなきゃ。


今日は家の前の大家さんの畑で大根を売っている。

駅に着くまで、ウェットスーツのままサーフボード積んだ自転車をこいで海に向かうサーファーと2人すれ違った。そうよね、と思ってぐるぐる巻きにしてたマフラーを外してみた。やっぱりぽかぽかだね。日向を歩いてればマフラーなくても大丈夫。


今朝、部屋の隅に置いてるパキラという観葉植物の前に座って、こんなにすくすく伸びてる立派できれいな葉っぱを果たして剪定しなくちゃいけないものか、どこから切っていいものだろう、とじーっと考えていたら、ふと、中高の同級生がアメリカで水難事故で亡くなったというのを思い出した。あんまり久しぶりの名前だったから、先日別の同級生と食事をしてる時に彼女の訃報を聞いてもよく飲み込めなかった。苦しかったね。ごめんね。心よりご冥福をお祈りします。また来世どこかできっと会おうね。

     

自分で曲を書いて歌いたいと思ったことはないし、ましてや自分の家族の歌を書こうなんて思ったこともないのに、今年に入って急にいろいろ書くようになって、さっき、はとこのパオパオの歌もできた。たぶん。アル中のおばさん、知的障害のあるホンイー、若くして自殺したおじさん、大好きだったおばあちゃん、そしてチンピラで目の見えないパオパオ。日本語で詞と曲両方自分で書くなんて3歳の時以来(「ケーキ屋さんになりたい」という曲、よっぽどケーキが美味しかったんだろうな)のことで、こんな風に曲を書いて歌うようになるは思わなかった。3歳のえりちゃんにはお見通しだったかもね。

     

と書いていたら、おじいちゃんの歌のフレーズが浮かんできた。「酔っ払ったら日本兵〜」ってブルース。どうかな。


もうそろそろ新宿に着く。外が暗くなって寒くなってきた。上原の高架から見える夕焼けの色が淡い。マフラーまた巻かなきゃ。

この後新高円寺でさっそくパオパオの歌うたってみようかな。